INTERVIEW

ミウリハのリハビリ整体についてのお声です

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紀伊 克昌先生

推薦者の声

三浦教一さんは正統な孫弟子です。
三浦教一さんは、2004年に 社会医療法人 大道会に入職して来られ、 リハビリテーション部に所属されました。ボバースセラピィを実践的に学びたいという動機の若者の一人の三浦教一さんでした。
上司と部下というよりも 師匠と弟子という関係の方が自然でありました。紀伊にとっての師匠は 言うまでもなく神経科医カレル・ボバース博士と理学療法士ベルタ・ボバース夫人のご夫妻です。英国ロンドンで私が初めてボバース講習会受講した時に、ご夫妻からとても暖かい声かけと励ましを受け、心細かった異国生活を乗り切った思い出が強く残っています。ボバース概念の理論構成とその裏付けの神経生理学を、講義して下さるのがカレル・ボバース博士でした。毎回 講義の始まりに「私の妻は天才(Genius)です。」とおっしゃられ、「だから、私の妻から学んで実践しようとしているあなた方に敬意を表します」そして、「損傷を被った脳の可塑性は、誰もが直接に創り出せない,しかし、神経学的セラピストは骨格筋・神経の可塑性 を通じて、脳を変化させ得るのです。神経学的セラピストは、クライアントの各種システムに働きかけて、出力を変え、ダイナミックな感覚システムを変えることができます。セラピストとクライアントは効率的機能に向かって、共同的に試行錯誤するのです。脳には、個人にとって“正しい”“丁度良い(Just Right)”と、いう感覚・知覚だけが残ります。それが正解です。権威ある学者の主張が絶対に正しいのではなく、いつも患者さんが正解です。だから患者さんから学ぶのです。」と講義を進められました。それにはベルタ・ボバース夫人のセラピィを目の当たりにして医師として、大いに反省しセラピストの仕事の重要性に敬意を示された経緯を述べられました。人の脳の中で神経の連絡が途切れる損傷や故障がおこれば、人は何も出来なくなると考えていました。医学生の時にそのように教えられ、医師になってからもそれを常識にしていました。「でも妻は私の考えの誤りを根底からひっくり返したのです」「損傷を被った人の脳がどれほどの回復力と可能性があるのかその極みを、未だ人類は見ていないのです。私は妻によって“人間の脳の可塑性”解説者に変わりました。セラピストとしてどうか長く続けて下さい」カレル・ボバース博士は、講習会のあいだ受講生全員に願いを託されました。
ベルタ・ボバース夫人からは、セラピィ現場での感動と共通する自作彫刻を紹介しながら、「セラピストひとりひとりは、自分たちの経験や人格に従って見た目は異なったやり方でこの仕事をしますが、私たちは 同じ概念に基づいて治療を創造する同僚です。この概念は閉ざされたものではないので、学習し続けることや科学の発展に伴って追求することが可能と思います。」私は、職員教育や講習会で講義と実技指導を数多く積み重ねてきました。知識と技術の伝達に終わることなく、”常に患者さんが正しい” ”患者さんの無限の可能性を創り出す” というボバース夫妻の託された思いが伝わることに腐心してきました。三浦教一さんの長年にわたる真摯な勉学と業務実践の態度から、私の思い受けて、”これからを創り出す”と確信しています。